C#の制御文 - ループ制御(for文)

プログラムでは同じような処理を何度も繰り返したいケースがあります。
このような場合には、キーワード(予約語)である for を使う事で繰り返し処理をさせる事ができます。

for文

繰り返し処理を行う for 文は以下のように記述します。

for (変数初期化; 条件式; 変数反復式)
{
    //条件に合致する間、このブロックを繰り返し実行します
}

キーワード for に続くカッコの中にはセミコロン「;」区切られた３つの要素があります。
for文では繰り返し処理のカウンターとして利用できる変数を同時に記述します。

セミコロン「;」区切られた１番目には、カウンター用変数の初期値をセットします。
セミコロン「;」区切られた２番目には、繰り返し処理を行う条件を指定します。
セミコロン「;」区切られた３番目には、繰り返し処理が行われるたびにカウンター用変数を更新する式を指定します。

for文の例

class Program
{
    static void Main()
    {
        int[] a;
        a = new int[10];
        for (int i = 0; i < 10; ++i)
        {
            a[i] = 1;
        }
    }
}

その他のループ制御

ループを作り出す制御には while文の他に for文や foreach文があります。
while文では、条件式のみを指定するので自由度が高く様々なケースで利用できます。
for文は、カウンター用の変数を同時に定義できるので、回数が決まっている処理などに便利な構文です。
foreach文は、配列の各要素を処理する場合に便利な構文になっています。

また、ループ内の処理の流れを制御する break や continue があります。
break を使えばループを抜ける事が出来ます。
continue を使えばループの先頭へ戻す事が出来ます。